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私は大学時代に機械科を専攻していたこともあり、ものづくりの分野に絞って就職活動をしていました。その中でもエンプラスに惹かれたのは、さまざまな企業を検索する中で「エンジニアリングプラスチック」という製品に出会い、当社が持つ技術力の高さに魅力を感じたからです。また、「お金を追うのではなく信頼を追う」という会社の姿勢に共感したのも入社を決めた理由の一つです。

私は現在、技術担当として、テレビ向けレンズの試作および量産金型のまとめ業務を行っています。金型を組み立てる人、その金型を使ってプラスチック製品を成形する人、できた製品を測定する人という3つのセクションに指示を出し、ゴールに向けてまとめ上げていく舵取り役を担う仕事です。さらには、量産金型を受注するための製品の試作や、受注した製品の量産金型を指示されたスペックへと上げていく作業なども行っています。

技術担当の仕事を進めていくうえで重要なのは、コミュニケーション力です。こちらが指示する内容の目的や背景を伝えることが大切であり、相手にきちんと理解してもらえるような説明を常に心掛けています。この仕事で大変な部分は、納期を優先しなければいけないこと。どうやったら早く製品を本社に渡せるのかに日々格闘しています。納期に対するスピード感は全体である程度共有できていると思います。それでも、どうしても狙い通りの寸法にならなかった時など、発生する問題を解決しながらなんとか前に進めていかないといけない場面もあります。こうした時には皆さんの力をお借りしなければなりません。

製品を指示されたスペックに仕上げるのは、想像しているよりも順調にいかないことが多いです。それでも、知恵を出し合い、周りの力を借りながら問題を解決できた時には、やりがいを感じます。その結果、依頼主に感謝された時には「頑張ってよかった」と思いますね。

この業務を担当し始めた当初は、私の指示がなかなかうまく伝わらず、違った内容で作業が進んでしまうこともありました。日々の業務においても、思った結果が出ないことが多かったように思います。ただ、業務を積み重ねていくなかで、各セクションの知識を幅広く取り入れることができ、自身のスキルアップを実感しています。また、いろいろな人たちと関わることでコミュニケーション能力が磨かれ、多様な価値観に触れることで自分自身の思考や行動もより柔軟になったと感じています。

エンプラスの魅力の一つが、社内の風通しの良さです。先輩、上司にも自分の意見や考えを素直に言うことができます。部署間の隔たりを感じることもありませんし、チームワークはとてもいいですね。将来の目標は、今の業務で後輩から頼られる存在になること。そのためにも、現状に満足することなく、外部のセミナーなども活用しながら、今まで以上に多くの知識や経験を積み重ねていきたいと思います。