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社員インタビュー

チーム一丸となって
取り組む材料開発。
技術の限界に挑戦し続ける日々。

研究所 2019年入社/理系 高分子化学系専攻

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世界初の技術開発に魅せられ、
研究開発の道へ

学生時代は高分子物理・化学を専攻しており、樹脂の研究に取り組んでいました。エンプラスとの出会いは、文献調査の過程で1990年代に世界初の樹脂製ターボチャージャーの開発に成功したという実績を知ったことがきっかけです。加えて、自動車分野だけでなく、半導体機器、光学関連、バイオ製品など、さまざまな領域でイノベーションを生み出している点にも強く惹かれ、入社を決意しました。

現在は研究所で材料の研究開発業務を担当しています。製品開発部門と連携しながら、材料に関わるニーズと課題を抽出し、それらを解決するための材料配合とプロセスの開発を行っています。例えば、電磁波を制御する特殊なレンズの開発では、2年以上の期間をかけて取り組み、材料の選定から配合の最適化、製造プロセスの確立まで、さまざまな課題に向き合いながら、一つひとつ解決していきました。世の中の業界動向や最新材料の特性を把握しながら、新しい価値を生み出す材料開発に挑戦する日々を送っています。

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ニーズを的確に捉え、
最適な材料を開発する

材料開発において最も重要なのは、ニーズと課題の正確な把握です。製品開発部門から寄せられる要望には、必ずしも明確なスペックが示されているわけではありません。そのため、綿密なヒアリングとすり合わせを重ね、求められる性能や特性を明確にし、具体的な目標値を設定していきます。この過程を疎かにすると、後々スペックの変更を余儀なくされたり、達成不可能な目標に直面することになります。私たちの業務において、社内の密接なコミュニケーションは欠かせません。

また、開発のプロセスでは、すべての要望を一つの材料だけでは満たせないことも少なくありません。そうしたときは、研究所としてどの性能を重点的に追求するか、残りの要素は成形プロセスや設計でカバーできないかなど、総合的な視点で解決策を提案していきます。このような取り組みを通じて、数年かけて開発した材料が量産に採用されたときは、大きなやりがいを感じます。

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チームの力を結集し、
新たな研究開発へ

現在はチーフとして、5人ほどのグループを率いています。以前は自身で実験を行うことが中心でしたが、現在は実験指導やデータ分析、特許関連の業務など、より幅広い視点での業務が求められるようになりました。そのため、日々のミーティングでは、実験データの分析や今後の方向性など、お互いに意見を出し合える環境づくりを重視し、チーム全体で課題解決に取り組めるよう心がけています。

入社してからの5年間で、射出成形や金型に関する知識が大きく向上し、材料開発の専門性を深めることができました。また、社内外でのプレゼンテーションや、他部門との折衝を通じて、コミュニケーション能力も着実に成長したと感じています。将来的には、業界トップレベルの材料開発技術を持つチームをつくり上げることが目標です。技術者としての専門性を高めながら、チームマネジメントのスキルも磨き、エンプラスの材料開発の中核を担っていきたいと考えています。

1日のスケジュール

9:00

出社
メールチェックと返信を行い、1日のスケジュールを確認します。

実験指導
メンバーの実験内容の確認、安全確認、トラブル対応などを行います。

昼休憩
チームメンバーとの昼食会を近隣の店で不定期に開催しています。

製品開発部門との会議
材料開発に関する打ち合わせをします。

9:00

実験結果の解析
メンバーと実験結果について分析し、今後の方向性を議論します。

レポート作成など
実験結果のレポート作成や、最新の技術動向の文献調査を行います。

退社
翌日のスケジュールを作成して退社します。

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