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社員インタビュー

これまで目視だった検査を
画像処理により自動化。
社内初のプロジェクトに挑む。

生産技術 2017年入社/理系 化学系専攻

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多彩な事業を展開している点に魅力を感じて入社

大学では有機化学の専攻だったため、当初は素材メーカーに就職することをメインに考えていました。しかし、ものづくりの最も源流に近いところを学んでいたため、その次の段階である物質が物体になるところに携わるのも面白そうだと思い、エンプラスに興味を持ちました。当社は常に時代のニーズに沿って多彩な事業を展開している企業ですので、入社後もさまざまな経験ができ、興味が尽きることがなさそうだと感じて入社を決めました。

現在は、ライフサイエンス事業のマイクロ流路チップの自動検査装置の開発が主な業務です。製品によって検査項目・要求精度はさまざまなので、対象の製品に合わせた検査ソフトを作成し、運用しています。また、導入済の装置の保守・点検および、効率化などの改善も手掛けています。

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マイクロ流路チップの検査自動化に取り組む

マイクロ流路チップの検査は基本的に全数検査で、かなり細部まで検査する必要があります。今までは検査員が撮影した画像をチェックしていましたが、画像処理によって自動で検査を行うソフトを開発して運用しています。現在2製品で自動検査が採用されていますが、マイクロ流路チップの自動検査は社内で私が初めて本格的に取り組んでいる内容です。マイクロ流路チップの画像が特徴的で、一般的な処理がそのまま適用できないことが多く、試行錯誤の毎日ですが、今までできなかったことを形にしていくことにはとても充実感があり、大きなやりがいを感じています。

仕事をする上では、装置の作成時はもちろんのこと、装置の導入後に気を抜かないよう心がけています。導入前に入念な検証を行ったとしても、さまざまなイレギュラーや想定外の事態が発生することがあるため、異常が発生していないか量産データを注意して確認するようにしています。仮に異常が発生した場合にも、最小限のロスで済むような対応を実行することが肝心だと考えています。

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よりよい検査装置を目指して

入社後は、「量産=同じものを十分な品質で効率よく作り続けること」を意識するようになりました。学生時代は、測定機や検査装置は条件をいろいろ変えて稼働させることが多く、自由度高く簡単に調整が行えるのが良い装置と思っていました。しかし量産の検査機では、自由度は低くて調整はむしろ簡単にできないほうがよく、極端な話、作業者がスタートボタンを押すだけでいいのならそれが一番だと考えています。検査ソフトを作る際は、設定画面を隠すなどして画面を見やすくして、なるべくシンプルな操作で扱える設計とするように心がけていますが、こうした意識が芽生えたのは生産技術という職種を経験したからです。

今後はより深く画像処理の知識を身に着けていくとともに、AIやディープラーニングの最先端の技術も習得して自動検査装置の開発に活かしていきたいと考えています。2、3年前は「本当に使えるのか?こんなもので検査ができるのか?」と懐疑的に見ていた技術でしたが、最近急速に進歩を遂げており、さまざまな産業、製品への適用事例が増えています。自分の手でさらに高機能な自動検査装置が実現できるよう、チャレンジを続けていきたいと思います。

1日のスケジュール

出社

9:00

朝礼
自部門のメンバーと当日の予定を共有します。

9:00

検証・実験など
検査プログラム作成、実験、検証、資料作成などを行います。

昼食

仕事再開

9:00

進捗確認
1日の進捗整理と翌日以降の計画を立てます。

退社

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